消費者間オンライン取引における注目情報 −協調行動進化に対する実験的アプローチ−

シミュレーション&ゲーミング, Vol.15,No.2,pp.111-121, 2005.

山本 仁志,石田和成,太田敏澄


要旨:

本研究の目的は,オンライン市場において売り手・買い手の取引行動や取引相手を選択する際の情報行動を分析することで,評判管理システムの有効性を検討することである.我々は,参加者の取引行動および情報参照行動を分析するために,仮想的な取引市場を構築し,取引実験をおこなう.実験の結果,協調行動が高いレベルで維持され実験の進行と共に協調行動が増加することがわかった.しかし,協調行動で評判を上げた後に,非協調で高い利得を得るという行動も観察された.この結果は,一部の参加者による悪意のある戦略的な行動を評判管理システムだけでは防げないという,評判管理システムの持つ脆弱性を指摘している.更に,参加者の性質による情報参照行動に違いを分析した.協調的な参加者は,取引相手を選択する際,取引相手の非協調行動の回数およびID継続期間を重視していることがわかった.協調的参加者はリスク回避型の取引相手選択を行う傾向があるといえる.

キーワード :

評判管理システム, オンライン取引, 囚人のジレンマ, シミュレーションゲーム


(Preliminary draft)

このファイルは草稿です。最終バージョンは、シミュレーション&ゲーミング(www.jasag.org)にお問い合わせください。または、「山本 仁志, 石田和成 ,太田敏澄, 消費者間オンライン取引における注目情報 −協調行動進化に対する実験的アプローチ−, シミュレーション&ゲーミング, Vol.15,No.2,pp.111-121, 2005.」を参照してください。


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